
たまには環境デッキの話をしましょう。
Toiaは一般に環境デッキとよばれるアーキタイプを一切所持していませんが、フェス大会で環境デッキを倒すためにどのデッキタイプがあるかぐらいは把握しています。この前赤青剣を使わせてもらったとき衝撃を受けました。ああこれ強いなと。でもデスマッチビートル相手にするとどんなに強くても死んでしまうのがなんとももったいないです。私はオボロカゲロウ抜いて安定度を上げます。特に私の周りのフェス環境は尖ったデッキが上位層に必ず存在するので。
本記事の流れ
前置きが少々長くなりましたが、まず本記事の流れについて5W1H形式でふれておきます。
When(いつ)…新弾発売と新殿堂試行前後の時期(つまり6月下旬から7月上旬まで)
Where(どこで)…フェス大会において
Who(だれが)…私含めフェス大会に参加するプレイヤーが
what(何を)…フェスの寡占デッキを
Why(なぜ)…ムートピアを駆使するために(後述しますのでとりあえず置いといてください)
How(どのように)…その情報を幾つかの系統に分けて区別することによって
→Conclusion(つまり)…フェス大会をたのしむ
というものになります。Whyとコンクルージョン発生してて5W1H崩れてますが、根本的なところに
・この記事の目的
と
・この記事が目指し提供する情報
が乖離していることが原因です。難しい話するとwhoが一人称化するか二人称化するかで目的が分派しているということです。フレームというわけではないですが
・本記事はムートピア動画紹介⑤の前置きであり、執筆者toiaの目的はこの後に続くムートピア動画を多くの方に見ていただきムートピアしていただくこと
・それに先駆け、まずは今後の環境を把握しムートピアしていただくための土台とする
ということです。内容によっては本記事の中身のみで事足りてしまいムートピアしていただく方がいなくなってしまう可能性もありますが、ムートピアしていただくという目的を隠して環境についての情報を提供するのはフェアではないと判断し先に書いた次第です(城戸司令感)。あ、まだ書いてなかったですねtoiaはワールドトリガー大好きな俗にワ民と呼ばれる民族です。
CSとフェスの違い
まず最初にふれなければならない所ですが、簡単な話です。CSは競技的な側面が強く現れるため勝率度外視の驚異体現デッキが少なく(一部ダーツデリートが水面下で胎動しているという話も聞くが)、メタ読みもトップメタから順繰りに行われます。また、競技プレイヤーの構築センスよりもメタを如何に潜り抜けるかの勝負になるため、環境デッキに少しでも多く触れ、その対策と勝利への方策を徹底的に練るというのが最大の練習になります。ちなみに上記を全く行わず自らの実力以外の要素を使って勝とうとした場合はベスト8までが大体の到達地点になります(検証済)。
翻ってフェスの話。
単純極まりないですがCSレベルのデッキをやりくりする実力と慧眼がある場合はフェスでの勝利も余裕です。しかしそれはフェスの要素を力がねじ伏せた場合のみで、フェス環境の転回によってはCSレベルのアーキタイプであっても不利な状態で戦わなければならない場合もあります。こちらは前回フェス環境の変転に関する記事に少しだけ書いたので、そちらをご覧ください。要するにCSの優勝デッキを完コピしただけでは勝てない環境がときどきフェスには存在するということです。せっかく完コピしたのに勝てないとはこれ如何に状態ですよ。
フェス大会の寡占デッキ予想
では具体的に新弾発売と殿堂で増えるフェスデッキを挙げていきます。あくまで予想です。実際のフェス環境とは異なる可能性があります。
・墓地ソース
→二つの理由から、しばらくフェスで凄まじい数を見ることになると思われます。
①GTとオブザ/開闢の収録
…パックを買って当たったカードでデッキを組む、しかしいきなりCSとかこわい。という感じでフェスに。新規墓地ソーサーです。
②プラチナワルスラSの殿堂入り
…1枚しか使えなくなります。これによってグリールを試すとか使い収めをするとかが考えられます。既存墓地ソーサーですね。
というわけでこれから組む人とこれまで組んでいた人が同時に使います。この傾向はクエストパックで例の木魚がザンジェットするまで続くと思われます。
・肉ブッシャ型轟轟轟ブランド
→みなさんブッシャ買いました? そもそもまだ私新弾ほとんど買えてなくて…作りたいんですよサムライビートとかナイトビートとか。今回はノーマルカードのほうでこれまでの旧種族がどうしても欲しかったカードが収録されているんです。アールフリートとかもう凄いですよ。4マナブロッカーSTエンジェルコマンドですよ。これまでトリガブリエとシロメールで我慢してたのが、遂に4マナで!
という話は置いといて、突然CSに現れた轟轟轟ブランド。おそらくこの後肉ブッシャを越える相棒が見つかるような気がしないでもないですが、この段階で肉ブッシャを買った人は必ず使います。したがって肉ブッシャ型をまず警戒するべきと思われます。久しぶりですね肉ブッシャ。前回はジョーカーズの最速押し込み補助に使われてたような。
・シャコガイル
→チェンジザが新しいデッキタイプを作り出すまでは、まずシャコガイルで様子見というところでしょう。ゴクガロイザーも同様の様子見がハンデスで行われたような。最初はハンデス、その後2ドローを買われ轟破天とシャコのデッキにエンジンとして搭載と私は見ていました。ちなみにチェンジザに関してはこの後クジルマギカ並みにデッキの核になっていくと考えています。コギリーザと合わせ捨ててからラグなしで二度唱えるか、六奇怪四との組み合わせを見てクジルマギカするか…
上記が増えるデッキです。次に、フェス環境の変動に応じて増減するデッキ。
・ドギラゴン剣
→迷走が始まるのか、それともモルトNEXTのように他のカードを取り込んで更に先鋭化するのか。まだ読めません。
・ジョーカーズ
→ガヨウ神欲しくなりましたが、果たして。
・ハンデス
→カナシミドミノとかキラードンとかセンノーとかいろんなものを取り込んだいぶし銀アーキタイプですが、ジョーカーズとドギラゴン剣(いわゆる手札から巨大カードをぶちまけていくスタイル)を打ち砕く側面が強いと見たため増減不明。というかもともとフェス環境でのハンデス自体が少ないです。リアルfightしかねないみたいなモラル的な側面ですね。私の周りはハンデス多いのでそんなこと思わないんですが、ここはフェスの開催場所によって本当に差があります。
最後に使用率が激減するデッキですが、今回はエグいメタカードが一切出てこなかったために使用率低下はほとんどありません。強いて言うならシダースしか強化を貰えなかったサザンがさらに使用率を落とすと予測できますが、当のXiiはフェス環境変動で容易に上がってこれるためサザンといえど油断はできません。ここはGWDの走り具合ですね。私としてはもっとマッハファイター(以下MF)が前面に出てくるのではないかと予想していたのですが外れました。
メタ変動予測
では次に、上記デッキを基にしたメタの変動予測です。分岐するためシナジールート形式をとります。
・ジョーカーズとドギ剣が使用率を落とさなかった場合のメタ変動①(速度維持)
速度が維持される(安定度の側面から轟轟轟ブランドが上がってこれない)→防御デッキが成績を上げる(シャコガイル)→ループが台頭してくる(盾に触れない安全フィニッシュ)→ループを撃退するために速度が重視される→最初に戻る
・ジョーカーズとドギ剣が使用率を落とさなかった場合のメタ変動②(上位で食い合った場合)
ジョーカーズとドギ剣が食い合う→当該2デッキに有利なハンデスが上がってくる→ハンデスには墓地ソースという安直な考えで墓地ソースを使用するユーザーが増え始め、オブザ/開闢が高騰する→墓地ソースとハンデスがぶつかり、プレイングと構築の上手い方が勝つ(開闢があるのでGTを早期ハンデスしても無駄ですがプラチナワルスラの枚数次第でハンデス自体の通りは良いため)→飽きが発生しデッキが分散、メタが崩壊する(おそらくこの後一時的にXiiとレッドゾーンが流行る)→結局勝てるのはどれかという話になりジョーカーズとドギ剣が戻ってくる
・ジョーカーズとドギ剣が消えたメタ変動(環境が戻るパターン、派生あり)
レッドゾーンやXiiが流行る→それらすべてを速度で制圧できる轟轟轟ブランド、GTが良く通る墓地ソースが流行る→速度対応のために防御デッキが流行る
派生1
→ヘブンズゲートやブライゼナーガ等の盾特化防御デッキが流行る→フェス環境がコントロールに寄っていき、場合によってはジョリーザジョニーjoeの復権まで視野に入る
派生2
→シャコガイルや青黒型のハンデス等ダイスで守る呪文特化防御デッキが流行る→轟轟轟ブランドが首位に立ってメタ固定の可能性もあるが、おそらくはビートvsコントロールのRevF末期のような状態で木魚を迎えることに
・群雄割拠
墓地ソースと轟轟轟ブランドがハメ技対決を行う→ボルドギが通るのでモルトNEXTが戻ってくる→メタカード投入の必要が無くなっていくので青黒ハンデスが消え、ドロマーロージア(あるいは墳墓型のドロマーハンデス)がちょっと増える→少しでも速度が鈍化するとレッドゾーンが介入する余地が生まれ、そこから上記派生1、2の可能性。また、シャコ無警戒でダンガンオージョーカーズもある。ここまで来るとメタは崩壊しているのでメタを読むより自らのセンスを磨く方がフェス環境に順応できる
おわりに…一旗揚げたい旧環境デッキ
最後に、私の選ぶ「フェスで活躍しギャラリーを沸騰させる可能性のあるデッキ」を挙げて終わりにしたいと思います。
・ヘブンズゲート
→アルファリオン型です。スターゲイズゲートではなくSトリガーヘブンズゲートからアケルナルを利用してブロッカーを増やし、上からカードパワーで叩き壊します。ザブンプルやPsyが採用の狙い目か。
・レッドゾーン
→轟轟轟ブランド対策でSトリガーを多く積んだカウンターレッドゾーンです。轟轟轟ブランドの弱点は10000を越えないパワーとSトリガー不在の盾。一気に走り切ってしまいましょう。オブザ/開闢搭載型墓地ソースには禁断開放で反転攻勢という奥の手が残っています。波壊Go警戒がシャコだけでいいのも追い風か。
・Xii
→そろそろ煌龍以外の派生先が欲しいところなんですが、ジョーカーズとドギ剣が減れば相対有利が増えるのもまた事実。NEXバルピア式で突っ込んでみてはどうでしょうか。ちょっとした小ネタですが初不はドラゴンギルドなのでバルピアで呼んで来れます。クリーチャー面で出して攻撃を止めるも良し、ホーリースパークでタップキルを決めるも良し。革命チェンジXii詠唱スーパーエターナルスパーク盤面の初不を盾に、なんてコンボも決められる可能性があるので夢が広がります。
ではまた。
いよいよムートピア動画⑤…