はじめに
この記事は、私toiaがぼーっと思ったことを書いていくものになります。具体的にどうこう、ということは無いのですが「見やすさ」や「分かりやすさ」「訴求性」への追及がおろそかになる旨、予めご了承ください。
破天九語と出会う
導入
いきなりデュエマ関係ないところに話題飛びます。
toiaは押し並べて国語の点数が普通で、行書書けず草書読めずの典型的な現代っ子ですが、孫子を愛読しています。当然訓読もできないので訳注付きの本(金谷治訳注)を買って口語訳を読んでいます。守屋洋の初心者向け解説書を二冊ほど読んでいることも先に書いておきます。とあるところで同じく孫子を愛読する者(孫ビンより孫子に傾倒した者)と見識を深めるために議論し、その音声を録音し配信したこともあります。デュエマでデッキを作成する際も迷ったときは孫子を読み、そこから問題を解決する着想を得ます。デュエマ好きで孫子を愛読する方はこちら(Twitter)へご一報ください。そして語り合いましょう。デュエマと孫子について。
九語との出会い
そんな私が、破天九語を見たときに、思ったことがあります。
「あれ、文字列、逆?」
語九天破ではないのか。
孫子には、というか昔の中国には、九天という単語があります。九天。孫子では形篇(軍系第四とも)に出てくる単語で、『善く守る者は九地の下に隠れ、善く攻むる者は九天の上に動く』というような(金谷治訳注の孫子によればここに出てくる九地は窮極であり大地の奥底を指すと註があります)項があります。九天は天の最も高い部分を表します(各方角を指すという考えもありますが、ここでは九重の天を採ります)。
語九天破。
九天を語り(是を)破る。
是が存在しないのにそれを読みはじめるあたり、書き下しできないのが如実に出てますね。つまり、九天について知悉しそれを越える、まさに九天の上に攻むる者、それがキングダムオウ禍武斗なのではないか。これは孫子だ。そう考えて胸が高鳴ったのですが、実際は
破天九語
であり、
九つの破天を語る
でした。「九本の角にそれぞれ物語がある」んだとか。まさに勘違いでした。
ついでの九極
九地というのが、訳注によると窮極を指すんだとか。大地の奥底。そういえば海底都市でS級侵略者の次に出てきた九極って「窮極にて九天より九極あらわる」なのかとひとりで血を熱くしておりました。その後、外交ルートを通じて革命側に寝返るというのも孫子っぽくて非常に面白い。いや関係ないんですよ。たまたま窮極と九極の字面が似ていただけってだけで。もはや考察ですらないんです。それでも私が九極を組むのに些少の躊躇いもなかったですね。
以上、雑談でした。
ではまた。
ちなみに一番好きな部分は謀攻篇第三の最後の章です。