どもです。
今回は「バニラの存在意義」について書こうと思います。なんかどこかでまたバニラ不要論争とかバニラの量が増えたとかいう争いの火種を感じたので。
目次
バニラとは
デュエマにおいてバニラとは、テキストに何も書いてないカードです。語源なんだっけ…氷河妖精? それともMagic? toiaデュエマしかしてないのでそこらへんはなんともいえないです。というか昔からずっと「ノーマルカード」って呼んでました。能力がないので、ノーマルって意味で。でも他のカードゲームではノーレア(ノーマルレア)という言葉もあるようなので、この記事ではバニラで統一します。
バニラの争いの火種
どうやら「パックを開けて出てきたバニラって不要じゃね」みたいな話だそうです。最近のパックはバニラの枚数が多いという話も聞きますが、そこらへんは封入率やデメリット持ちの存在、あと多色準バニラの存在などもあるので次に回そうと思います。次があればですけど。
バニラに対する個人的見解
邪剣バラガの紹介
だいたい私はバニラカード見るとき、邪剣バラガを思い出して比較してます。邪剣バラガというのはデュエマ第三弾「超戦士襲撃」に収録された闇のアンコモンです。4マナ4000。たぶん最初期のデュエマを知っている方は「闇で4マナ4000か」ってなると思います。最初期の闇文明の中コスト帯ってデメリット持ち多いんですよ。で、このカードも御多分の例にもれずデメリット持ち。
・バトルゾーンに出たときに自分の盾を一枚手札に加える(ST発動不可)
というデメリットを持っています。
最近で近いところだと、双極3弾トッキュー8における転生ノ正裁Zみたいな感じのカードです。そのまま使うと盾が減ってしまうんですが、使うタイミングによっては手札補充にもなる感じです。
邪剣バラガとバニラの比較
なんでバラガかという理由は単純に「私が初めて認識した純粋なデメリットカード」だからなんですが、それとバニラを比較すると何が起こるか。
評価をすることができるようになります。
それだけです。
・バラガよりも使える
・バラガと同じぐらい
・バラガよりも使えない
の三種に分かれていきます。
これが個人的な見解になります。尺度が邪剣バラガ。
トッキュー8におけるバニラ
では、本題に移ります。
トッキュー8においてバニラはパワーバランスの基礎です。トッキュー8において最初に暗記すべき事項は文明の比率ですが、それに次ぐくらいの重要性があります。
バニラのパワー設定に意味があるので、それを判読しない限りトッキュー8のために戦術と戦略を構築するのはかなり難しくなります。私はコスト比率と合わせて計算を行っています。まずは例をひとつ。
例
双極3弾から「ナマコッコ」を例に出します。水文明、2マナ1000です。アクアビークルやエレガントランプが目に浮かんできますが、当該弾におけるナマコッコの役割は
・頑固水産へのNEO進化
・水主体でビートダウンを選択した場合の最速ルート
になります。
まず頑固水産の話から。今弾は光以外にもブロッカーがいたり、中には2マナで9000防御を叩き出してくるのとかがいたりもするのですが、その中で輝くのが水文明の「ブロックされない」カテゴリ。モルガラ(ラストバーストトリプルブレイン内蔵ただし特別攻撃不可)やスケーズハンター(コモンなのにブロックされない)という素晴らしいカードがあるのですが、頑固水産はNEO進化です。なるべく低コストかつ持ち回りの良い(逆説的になってしまいますが、破壊されても被害の少ない)カードを選択することになります。
そうなればもうナマコッコで決まりです。1000である理由もここにあります。パワーが高すぎると安定して頑固水産に繋げてしまう上に、2マナ2000というビートダウンの切り札になってしまいます。
次に、水文明主体のビートダウンプランの場合。今弾はメンダとベタンのせいでバレッドゥが凄まじい威力を叩き出します。強制的に4~5色デッキになるトッキュー8における手札入換の恐怖はもう、たいへんなものです。しかし、デッキ内容(戦略)と手札状況(戦術)でビートダウンを取らざるを得ない場合がけっこう存在します。
そうなるともう、バレッドゥよりもナマコッコです。ここにおいては、こたつむりすら凌駕します。ナマコッコ→3コスト(できればm-瑠)→ぶっ飛び特攻っスなんていう動きが可能になってきます。これの素晴らしい点は自然を使わずにビートダウンプランが取れるところです。
ごめんなさい。いつもながら例が微妙過ぎますね。殿堂環境のように「オニカマスはこうやって焼く」みたいな感じではないのがトッキュー8の良さであり難しさでもあるところです。せっかくだから書いておくと
・ばにーら→パワーラインが素晴らしい(しかしテラス以下という悲しさ)
・アリマチュリス→ド安定
・ユーズル→上記バラガとの比較により「かなり優秀」であるという判定
・真古→今弾は特に500の恩恵を感じにくい
こんな感じです。詳細は別記事にて。
見解の重要点
ここまでばらばらと書いていきましたが、ナマコッコのパワーが1000である理由がお分かりいただけたでしょうか。トッキュー8的には「1000とか雑魚じゃん」というよりも「他が強すぎるから1000なんだな」という回答になります。とても重要な点なのですが
・バニラのパワーとコスト設定には意味が存在する
ということです。
殿堂環境でいくら罵られても、トッキュー8をするときには彼等のパワーから逆算した思考が必要になってきます。ここらへんはトッキュー8体験者の諸兄には言わずともシンパシーで伝わり軽減するところだと思いますが、デュエマのR&Dは凄まじいです。バニラ擁護とかではなく、単純にトッキュー8における普遍的な事実です。
おわりに…バニラに対する自分の意見
バニラ擁護とかではなく、単純にトッキュー8における普遍的な事実です。トッキュー8で煌世主よりもばにーらのが強かったなんてザラですから。実際私の3戦目と4戦目はコレです。
というわけで、最後に私個人の意見を。
いつも通りだと思います。
第一弾の頃からずっとノーマルカードあったじゃないですか。弾丸の使徒イーレとか、レゾパコスとか。なので、ノーマルカードのないパックが想定できないです。ノーマルカードのないパックってなんですか。そんなものありえないですよ。ファイナルメモリアルパックとか。デュエデミーパックとか。あれ、けっこうあるかも。
だいたい邪剣バラガと比較してどうかなって考える程度で、最初から普通です。べつだんバニラの必要性を訴える必要性を感じないですし、排除するという気持ちも起きません。
いたって、普通です。
ではまた。
たぶん邪剣バラガに出会っていなければ、こういう考えにはならなかったと思います。カードとの出会いって大切。
トッキュー8をやり始めて急に「あっこれバニラのパワー重要だ」ってなったので、おそらく殿堂環境でデュエマをする方々にとってバニラは本当に要らない存在なのかもしれないと思ってます。
今更ですが、ファイナルメモリアルパックにノーマルカードを発見したので、ここに追記しておきます。ラプソディ…忘れててごめん…